リノベーション

リノベーションとは

リフォームのいろいろ 結露 耐震 収納

結露

冬型結露
室内の水蒸気の量が多い場合に発生し、外気によって冷やされるガラス、サッシ、壁の中の温度が露点以下になる部分で生じる。
夏型結露
夏季の地下室や常時開放された倉庫などの床、エアコンがよく効いた部屋の冷たいものに高温多湿な外の空気が流れ込んで接触することで発生する。また冬型結露の逆で、エアコンでよく冷やされた建物では、外部の湿った空気が壁の内部に侵入し温度勾配の露点温度以下の部分で発生する。壁の外部にも防湿膜を設置することにより避けることができる。
建物や自動車の窓では、屋外側に結露が発生する。
表面結露の場合
基本的な結露防止手段として、室内の水蒸気量を減らすか、表面温度を上げる方法がある。
断熱(断熱補強)
表面温度を上げるために、断熱を行なうことはもっとも基本的な手法である。さらに、軽量鉄骨やRC造などの場合、結露の発生しやすい熱橋部(ヒートブリッジ)では、断熱補強を行なう必要がある。
外断熱・内断熱ともに壁体を構成する材料・厚さが同一の場合、熱貫流率(もしくは熱貫流抵抗)が等しいために、定常計算上の表面温度は同じとなるが、実際には熱容量の影響により若干の差異を生じるため、外断熱のほうが壁面での結露は生じにくい。
換気
冬季の場合は、絶対的に外気の絶対湿度(重量)が少ないため、換気を行うことで、室内の水蒸気量を減らすことがもっとも有効である。
逆に夏季に生じる夏型結露では、湿度の高い外気が問題となるため、換気は結露を促進してしまう。

耐震

建築物に必要な最低限の耐震基準を1950年に建築基準法によって定められ、同法の改正に伴って既存の耐震構造を見直したり補強したりする必要がある。建築物を建てた時点では適合していても、その後の法改正により建物の耐震基準が法で定められた基準に満たなくなった場合、リフォームなど建築物の増改築時には必ずその時点で適合するようにしなければならない。